
BOOK
装丁/フォーマット作成
エディトリアル/DTP(組版)
[制作環境]
Adobe Illustrator,
Photoshop,
InDesign etc.

金子書房『アニメーションの前向き行動力』/四六判
イラストでいこう
装丁に「今回はイラストで」とイメージした時、自分で描くという選択肢も考えます。構図、表情、線の調子など、タイトルも含めた表紙全体のバランスを見ながら同時に進められるところは、その昔画家が装丁を手掛けていたときの感覚に近いのかもしれません。

金子書房『誤訳の構造』『誤訳の典型』『誤訳の常識』/四六判
シリーズの「新しい顔」として
名著として愛読者も多い書籍、それもシリーズ・復刊の場合、まずは原著のイメージを大切にしながら新しい読者に手に取ってもらうように考えます。このシリーズは3冊それぞれの色の特徴を踏襲した上でデザインに遊びを加え、新しい顔として書店に並んでもらいました。

『貞廣壮太郎教授退任記念論文集』/A4判
記念としての大切な一冊に
クライアントである先生より「退任記念としての出版だが、簡易なものにしたくない」というご希望でした。今までに雑誌に掲載された論文の数も膨大であり、その業績にふさわしい形にするため、特殊紙・箔押・UV印刷を使用、シンプルながら重厚感のある一冊としてまとめました。

金子書房『カウンセリングにおけるアセスメントの原理と適用』/B5判・上製
表現としてのグラデーション
専門書、特に心理系の内容は装丁では限定的なイメージにならないよう、抽象的な表現を用いることが多くあります。その場合、グラデーションをうまく扱うことで装丁空間に時間や深さ、柔らかさといった変化を演出することができます。

金子書房『ロールシャッハ研究の方法と諸論点』/A5判・上製
触覚を楽しむ
本は手で持つ、めくる、という動作を伴うため、表面の手触り感や重量など視覚以外での体験も伴います。この書籍ではカバーをめくった表紙に岩の表面のようなテクスチャ のある用紙を使用、カバーではその質感を印刷で再現し、歴史ある内容の重みを視覚と触覚で表現しました。

東京書籍『フェイバリット/アドバンストフィバリット英和・和英辞典』『最新全訳古語辞典』
辞書への想い
勤めていた事務所でデザインを担当させていただいたものの一つです。函付、表紙に柔らかな素材を使用、そして辞書独特の本文の紙質など、実際にデザインをすると、一人のユーザーとして当たり前に使っていたものが様々な工夫と技術でできているのだと再発見できました。